002_小笠原一人旅
【挑戦難易度】 ★★★★★
【新鮮味】 ★★★★★
【ギャップ】 ★★★☆☆
【ジャンル】 旅行
【費用】 10万円~
【不安・先入観】
1:1日船に乗りっぱなしとか大丈夫かなあ
2:野生動物ばかりみたいだし、危ないのでは
3:ツアー料金が、た、高い・・・
【やってみて】
1:船旅サイコー!
2:大自然サイコー!
3:日本にこんな世界があるってわかってよかった!安いもんだ!
2016.09.21〜2016.09.26
小笠原を旅してきました。
2017.05.20 リニューアル
旅の直後ブログを書いてみたのですが、全くアクセスがなく・・・。ほったらかしの後消そうとしたところ、まさかの誰かが尋ねた形跡!恥を忍んでもう少し放置しておこうと、ちょっと加筆しました。
【 不安1:船旅について】
最初に「あ、小笠原行きたい」と思った時、一番ネックだったのが、24時間も船に乗りっぱなし、ということでした。だって、船酔いしても降ろしてくれない、ってことでしょ?恐ろしいったらありゃしない。
(現地のガイドさん曰く、空港を建設しようと土地調査をするたびに天然記念物が見つかってしまい、空港建設計画が消滅してしまうとのこと。他の交通手段ができることは今後もなさそうです。)
実際に乗ってみた結果、きちんと酔い止めを飲んでいれば思っていたほどの問題はありませんでした(もちろん天候による違いや個人差はあるかと思います)。
むしろ、船旅の魅力にやられました。
前も後ろも、右も左も。
360度、海。
360度これ。 陸地?なにそれおいしいの?
海。
ただただ波の音と風の音とたまに鳥が飛んでくる程度。自分が乗っている船以外、水上に生き物の気配がほとんどなく・・・開放感と同時に、陸地が見当たらない心もとなさも感じることができます。
夜には満天の星空も見えました。プラネタリウムなんて目じゃないくらい星見えます。天の川がフツーに肉眼で見えるし、流れ星は10分に一回流れていきました。
(ちなみに、極上の星空は父島に上陸しても見えた。日本一星が見えるところらしい)
こちらは父島、(確か)コペペ浜
行く前までは不安で仕方がなかった「船旅」だけれど、結果的に、アニメや映画でしか見れなかった世界を実感できた貴重な経験となりました。
とはいうものの、それなりに「揺れ」と格闘する旅にはなるので(ゆらゆら揺れながら浴びたシャワーは思い出深い)船旅の醍醐味を味わうためにも、酔い止めは忘れずに。どのブログでもオススメされていた「アネロンニスキャップ」というカプセル薬を使った結果、ほぼ船酔いにはならなかったのでここでもオススメしておきます。アネロン、オススメ。旅の日程によっては行きと帰り以外にも船に乗ったりするので多めに持っていった方が良いかもしれません。
【不安2:島内の自然環境について】
日本最後の秘境、と言われる小笠原。秘境と言われると、どうしてもテレビで見るような、おっかない虫のいっぱいいるジャングルとかを想像してしまうため、「何かに襲われるのでは」という一抹の不安がありました。行ってみた結果はというとですね、
陸地で一番大きい生き物は、人間。その次、ヤギ。蜂?蚊?いないよ
(正しくは「人を刺すような蜂はいない」みたいです)
9月いっぱい、このセミの大合唱が聞ける。アブラゼミより2周りほども小さい。
時々こんなのに遭遇してびっくりするけれども
オガサワラコウモリの鳴き声
— ma (@mam0801) 2017年5月20日
2016.09.23 父島 pic.twitter.com/Mg5os7uUDq
オガサワラコウモリの鳴き声。このコウモリは植物食なので襲われる心配なし。
本土の山をほっつき回るよりかはるかに安全です。
【不安3:コストパフォーマンスについて】
小笠原、行ってみようかな、と思った時に旅行プランや代金を調べてみると、びっくりします。国内旅行だというのに、下手な海外旅行より高額。ここで一気に行く気が失せる人も多かろうと思います。そこを無理していくべきかどうか?
ただ青い海見て潜りたい、とかであればやめておいた方がいいかもしれません。沖縄やバリの方が楽しいしコスパよく感じるのではないかと。(私は行ったことないけれど)
ではどういう人にオススメか?
ひたすら自然を味わいたい人、ですね。
珍しい動植物を直接見たい人、とか
ヘンテコな街路樹、タコノキ。世界広しといえど小笠原以外では見ることができない。
ニンゲンがいかに小さい存在なのかを噛み締めたい人、とか。
少し森に入ると、第二次世界大戦の名残が自然に侵食されている光景が至る所で繰り広げられています。
派生して、悩み深い人も一度は小笠原に行ってみると良いかもしれません。生きてるだけで丸儲け的な心境になること請け合いです。
新しい挑戦への助けとなれば幸いです。